竹を作ったのは、もう随分と前のことですが
質問をもらったので、作り方を解説します。
まずは、動画で見てみてください。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/50064b40e1ca4f409eddb496bf2f6491-1024x576.png)
準備するのも
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/FCF6228B-DC0B-446E-80F6-392AB40BDA69-1024x1024.jpeg)
1ラップの芯
2ベーキングシート
3今回は塩ビのパイプ
3は、筒状のものであれば、なんでも大丈夫。
ラップの芯を切って使ってもOKです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/05/sucre-skill.jpeg)
配合・色素
・パラチニット 150
・グラニュー糖 150
・水 80
・転化糖 少量
転化糖を入れるのは「飴を柔らかくする」ため
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_2023-07-26-143531.png)
酒石酸・ケレモルでもいいですが
お菓子屋さんならあるだろう「トレモリン」
これで、大丈夫です。
《動画ではかなり柔らかい飴になりました》
・使った色粉は
黄色・チョコレート色 を入れた 内側の色
黄色・青・チョコレート色 の 外側 「緑色」
今回はわかりやすく濃いめの色にしましたが
実際の竹は、緑がもっと鮮やかなものも
古くなって緑とは、言えそうにない色もあります。
作る被写体をよく観察して、色を用意しよう。
黄色↓
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/02/77d49bf0e1d0bb1ebba2b47318134a58-1-1024x461.png)
青「深い青」↓
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/02/77d49bf0e1d0bb1ebba2b47318134a58-1-1024x461.png)
チョコレート色
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/02/77d49bf0e1d0bb1ebba2b47318134a58-1-1024x461.png)
ダブルのリボンの要領で
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/25525CCE-3BD7-46A5-8D05-47463F3C685F-1024x1024.jpeg)
それぞれに、リボンを用意します。
まずは、黄色から。
黄色の方が、多めにしています。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/41ca0ad7726ddf689c8089aaf9a1e0ac.jpeg)
↑実際の竹が内側の方が分厚いからです。
緑の方が随分薄く感じるので、
もっと少量でやっても、いいのかもしれません。
ただ、やり辛くはなります。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/3779B625-8AB3-4A4E-A5A0-B7BC0810CB3D-1024x1024.jpeg)
2枚重なったら、ラップの芯に巻き付けます。
紙を巻いているのは、取れなくなるのを防ぐため。
とは言っても、それでも随分とくっ付いてきます。
紙の巻目に沿って、回して、少し引っ張ったら
また、回して。引っ張って 勢いよく回して・・・
を、繰り返していきます。
この時、通常のリボンであれば
引っ張ると、幅が徐々に狭くなります。
しかし、芯に巻いているので幅が狭くなれません。
なのでリボンらしい「ストライプの線」が
残らなくなっていくのが、やっていると分かります。
その線の残らない縦の線が、なんとも
「竹のような表情」になってくれます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/AC295284-6F4B-4E82-8105-00A895088F0E-1024x1024.jpeg)
ある程度、伸びたら芯を抜いて
両脇をパイプで固定して。筒状が崩れないよう
さらに伸ばします。
触り過ぎで、筒状の丸が歪にならないように
注意が必要です。
風を当てて、しっかり冷ました後
カットします。斜めに切った先端部と
節になる部分をまっすぐに切っておきます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/FECE5E0E-529F-44C3-9E1D-34F7BAD508C5-1024x1024.jpeg)
鍋底を使ってカット面を整えます。
この時の、鍋は熱過ぎないこと。
ちょっとしたコツです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/7056FD35-0444-4163-BB96-4B2D298E9389-1024x1024.jpeg)
鍋底で少し温めた後、ランプで根気よく
外側に反らしてから、節の接着をすると
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/1A1A8657-2677-4B36-9EE9-99222CA78E1D-1024x1024.jpeg)
竹の節らしいいい表情が出ます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/93617CCE-C7B7-4313-AE0D-9C21CDDD8695-1024x1024.jpeg)
水で!? 仕上げます
硬く絞ったダスターで断面を拭き均します。
今回は、干して「乾きかけ」のダスターを使って。
濡れ過ぎているのは、よくないです。
力一杯絞ったものでも、大丈夫ですが
水分(湿気具合)は少ない方がいいです。
ここで、水分を使うので、今回の「竹」の配合
これを、パラチニットのみでするのは
お勧めできません。
再結晶で白濁することが、あるからです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/07/A85D081C-FE8B-4C29-8E43-1A4378F2A132-1-1024x1024.jpeg)
ピンっと、ダスターを張ってするのがいいです。
ダスターの水分で断面以外が汚れないように
工夫をして、余分なところははさみでカットして
スパッとした「断面」ができるとカッコいい
竹の完成です。
まとめ
作る上で重要なのは、竹の太さ。
この太さは、使う芯の太さでも随分と変わります。
麺棒でもいいでしょう。丸い棒状のものならOK。
手頃なものを探して使いましょう。
ただ、【両脇を止めて引っ張るもの】
これは、麺棒のように「詰まったもの」では
不都合です。
今回の【飴のパイプ状の構造】
中の空気が密閉されると気圧の差で
萎みます。 両脇の固定具は【パイプ状】など
内部との通気があるものが、好ましいです。
やってみたら、案外簡単にできます。
あとはデザイン次第!いい作品に
なりますように。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/05/fe7fb211fa503a251ef25c3323a9b4bf.jpeg)
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