今回はイースターの卵に模様を入れます。
「Tシャツ君」という、シルクスクリーンを
使用して、簡単に版画を作っていきます。
シルクスクリーンとは、画法の一つです
よければ、動画も見てください。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-13-225339-1024x576.png)
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Tシャツ君Jr.
【シルクスクリーン】 簡単に言うと版画です。
このシルクスクリーン・・・
自分で作る場合は、メッシュを買ってきて
そこに紫外線硬化乳液を塗ります。
ムラがないように綺麗に濡れたら、光に
当たらないように暗室で乾燥させて。
出来たものは、やはり光を当てないように
黒の袋に仕舞って保管します。
それだけのことですが・・・簡単そうですが・・・
この工程は、すごく面倒です。
実際に使った感じも、境目が出にくかったり。
何せ、難しい! 流行らなかった訳ですw
それが今では「↑購入」で済みます。
品質も良い。知っていれば、誰でも出来ます。
ちょっとしたところで「使わない手は無い」
そんな逸材です。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/05/sucre-skill.jpeg)
太陽の恵み
私は、太陽の光を使ってこの「Tシャツ君」
を版にしていきます。
専用の機械もあります。
夜にしか出来ない人はあってもいいかもです。
もちろん「正規のやり方」ですから
あれば、安心です。
ただ、私は日光で十分だと思っています。
便利グッズがついてるので、それは欲しいですが
今回も、そこはセロハンテープで代用しました。
使い方
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-26-064145.png)
まずは、写したい絵を用意します。
真っ黒で用意してください。
出来るだけ黒い方がいいので
同じ絵を2回同じようにプリンター印刷する
など、工夫してもいいでしょう。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/04350360-BDB5-415C-9D48-D1CAC0008CC0-574x1024.jpeg)
この黒が紫外線を退けて「固まる所」と
「固まらない所」を分けてくれるのです。
太陽光に当てて3〜4分。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-26-225731.png)
季節・日差しの強さで時間は調節してください。
黒の色に遮られて、固まらなかった部分は
洗い流すと、水に溶けて流れます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-26-224652.png)
流れ落ちた部分には、メッシュのみが残ります。
これで「版」の完成です。
そのあとは、吹き付けでも・刷り込みでも。
色を入れていくだけです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/A6CDA1E4-3BA4-4562-A29E-92371F40FDE1-1024x512.jpeg)
↑オートONOFF機能がついて便利。
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色粉って
とはいえ・・・「色をつける」って
結構難しいですね。上の画像でも
「なんでラメ?黒いのは色粉?」
ってなります。 なので
色粉について、解説しておきます。
食用色素を使う場合【透明】と【不透明】
の「使い分け」が、とても大事になります。
《染料と顔料のようなものです。》
色粉をシロップで溶いたもの。これは【透明】
透明の飴の板にこれを吹き付けても色は
もちろん付きますが、透明のままです。
何度か重ねても向こう側が透けて見えることには変わりません。
黒でも同じことになるので、吹き付けたシロップ
部分に「コンスターチ」を付着させて、重ねる
ことで【不透明】に近づけて、「黒」と
認識できるようにさせたりします。
一方
ラメをアルコールで溶いたものは【不透明】
これは、「塗る」ということは難しく
噴霧(ピストレ)するのが一般的です。
少し打って・乾いてから、また打って・・
何度か重ねると、すぐに透けなくなります。
なのでしっかりとした発色が得られます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/C1660E5E-C68E-4C10-BB77-D5760314269C-820x1024.jpeg)
竜の絵は、パスティヤージュの板に描いたものです。
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これは「色粉のみ」で描いています。
パステの【白で不透明】のキャンバスに描くので
発色しやすいのです。
「髭や雲」の部分は、色粉液を薄めて使わないと
すぐに濃くなってしまします。
マスキングシートをうまく使って
色の強弱をコントロールすれば描けます。
魚(ハマチ)は色粉とラメの併用です。
これも、土台が白い塊なので色は付きやすく
青も黄色も素直に着色されます。
尾の黒い部分も、色粉で十分に色付きます。
そこに「色の変化・光沢感」をラメで
追加しています。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-27-081148.png)
この猫も「色粉のみ」で描かれています。
しかも「茶色」のみで。
この「茶色のみ」もポイントです。
黄色で同じことをすると存在感がなくなります
黄色が「透明の中で発色が弱い」からです。
マスキングシートを使って、部分的に濃い色を
コンスターチで重ねて描いていきます。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/FD54559D-6DE9-461E-875F-0CE67631CD98-1024x576.jpeg)
これは描くでは無いですが、透明と不透明の中での
色の存在感を感じる一例です。
白色を背景とした場合はウサギの存在感は
無いに等しいです。
ですが、黒と重ねるとウサギがくっきり。
「透明のピンク」は「黒い不透明」に
色で負けるのです。
まとめ
なかなか、言葉で説明するのは難しいですが
色のことに、悩む方は多いので
何かの参考になれば幸いです。
YouTubeのコメント欄で質問貰えれば
そこでも答えます。
そして
世の中には、まだまだ絵を描く手段が
沢山あります。いろんな技法も
これから出てくる新しいものも
【表現方法】は無限です。
技術は組み合わせですから
これまでに、あるものは「基本事項」
くらいに思ってもらって
そして、また新しい技術が
コンテストの場などで登場すると!!!
すごくテンション上がります!
すごく面白いですね。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/05/fe7fb211fa503a251ef25c3323a9b4bf.jpeg)
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