【飴細工】《ダミー》アントルメの作り方・コンテスト用

テクニック

ジャパンケーキショー「味と技のピエスモンテ」

大型の作品は、作るのも大変だが

このアントルメで悩む人も多い。

ここでは、この「ダミーアントルメ」を

簡単に作る方法を紹介します。

動画でも、見てもらえます。

準備

4000番を使いました。

まず「シリコンの塊」を作る

作るのは簡単で、

平らなところ(塩ビシートの上)で

5寸セルクルを置いて、シリコンを流し込む。

今回は600g!!  以上!

固まるのを待って、セルクルから外します。

ここまでやって「セルクルから取れん!」

ってなるはずです。

シリコンってこの量だと・・・

結構、硬い。

なのでカッターナイフで真ん中あたりを

「適当」に切り抜きます。

小さすぎるのはダメ。

ちょっと罪悪感?恐怖感?

あるかもしれませんが

切り抜きます。

これが、後でまた役立つのです。

飴を流す

では、実際に飴を流してアントルメ台を

作ります。

6寸セルクルに、紙・塩ビ帯 を付けて

シリコンを置いて飴を流します。

ここで、使っている「変な色の飴」

これは、再利用の飴を使っています。

土台などに使ったクーレ(パラチニット)の

残りで、いろんな色っが混ざって

こんな感じの色になることが多いです。

このアントルメや 作品の支柱など

コーティングされて見えない部分であれば

こういった飴の再利用は経済的!

「サステナブル」ですね。

半分ほど流したら一旦ストップ。

一気に流すとシリコンの塊が浮き上がる

ことがあるので注意です!

ある程度固まったら上まで流します。

動画では固まり切るのを待ちきれずに

セルクルを抜いてしまったら凹んでしまう

ことにも、触れています。  

なので

しっかり固まるまで、待つのがお勧め。

ただ2度流しすれば、アントルメ台の肩が

少しなだらかになるのでやり易くはなります。

どちらにしろ、上面(表面)は真っ平らな

状態でないと綺麗なアントルメにはなりません。

2度流しはしたほうが賢明です。

飴のグラサージュ

チョコレート色の飴を炊きます。

パラチニットに二酸化チタン・チョコレート色の色粉

これらを、しっかりと混ぜ合わせて

鍋に入れ、溶かします。

無水で大丈夫です。

チョコレート色

165℃まで炊き上げて、すぐ網で通します

すぐにしないと、固まって詰まるので

すぐにしましょう。

再度になりますが、「必ず通します」

大抵の場合、

色粉の粒がアントルメの真ん中に残って

悲しい気持ちになります。

気をつけましょう。

コーティング

先ほどのしっかり固まったアントルメ台を

回転台の上に乗せた4寸セルクルの上に置きます。

飴のグラサージュは炊き上がった後

気泡が収まったら、すぐに掛けます。

冷めてくると、やり辛くてしょうがない!

準備万端で、サラリと作業するのが

お勧めです。

掛ける時は、上面は見なくてOK

サイドに、掛かりムラがないかしっかり

目視して、サイド全面に掛けます。

できるだけ素早く均等に掛けましょう。

掛けたら。上面の気泡をバーナーで消します。

ここで、風を当てて冷やし始めます。

ここで外的に強制冷却しないと、

温度が中に入ろうとしますので、

アントルメの形が

綺麗なままで留まりません。

すばやく冷やしましょう。

その後、垂れたサイドの飴をハサミで切ります。

また温かいうちなら、サクサク切れますし

硬くなったらパキパキ切れます。

ハサミで切った部分は、内側にパレットで

押し込むように均しておきます。

温かいうちなら出来ます。

すばやくやり切りましょう。

シリコンの塊を抜く

動画の中では、手袋ごと石鹸で手を洗って

作業をするように、勧めています。

二酸化チタンの入った飴は

【どうも汚れやすい】←経験則

湿気もつき易く、指型も付き易い。

鏡のようにピカピカのアントルメですから

ここで汚したくはないですね。

なので、出来るだけの事を!手袋を洗って

水気がつかないようホコリなどにも

細心の注意を払って、温度も冷め切る前

45℃くらいでササっと作業します。

最初にカッターナイフで開けた穴がここで

再度役立ちます。

まずはこの真ん中のシリコンを外します。

少し余裕ができるのでシリコンを外せます

この穴がないと・・・

また苦戦することになりますから

ここで作業を円滑にするためにも

シリコンには、穴が空いているのが必須!

まとめ

これくらいの軽量化ができれば

実際に、作品に置いたときの(置き方にもよる)

負荷が随分と軽減されるはずです。

アントルメは、下の方に置いたらいい。

というなら、塊で重たいアントルメでも問題ないです。

しかしながら、作品と一体化させて、

アントルメの存在感も演出するのなら

軽い方が、破損率も下がるというもの!

東京まで運んだけど・・・

「途中で壊れた・・・」

ってことのないように!

他が丈夫でも、アントルメは重いので

これが落ちた衝撃だけで、全損につながる

リスクは多いにあります。

良い作品が、無事に出品できますように。

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