![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-12-220503.png)
「中抜き」は沢山作ってきました。
中でも「バイオリン」
これは中抜き「中空」に
最適のモチーフだと思います。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-9-223908-1024x576.png)
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最適な大きさで
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-12-215938.png)
まずは、大きさを決めて画像を用意します。
最近はパソコンで、大きさを決めて
プリントアウトして使います。
少し前は、コピー機で「120%」とか
比率を変えて、気に入った大きさになるまで
何度も出し直す。そんな時もありました。
バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバス
望むもの・表現したいものに、近い大きさで
ケースの大きさも配慮して準備しましょう。
ビニールシート(塩ビシート)
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/0FA1A9A2-D4A1-4461-9E3B-82163B2FBCEC-1024x1024.jpeg)
ボールペンで描き写すわけですが少し注意点が。
このシート裏表があります。
「綺麗に取る」には、飴に当たる面が
「表」になるようにしないといけません。
そして、ボールペンで書くのはもちろん裏側に。
間違って表面にボールペンで書くと
飴にボールペンの線がクッキリ写ってしまいます。
なので、注意が必要です。
*動画の中では、周りに「巻く帯」は直線で切って
いますが、これも好みで大丈夫。
部分によって、ゆったりした曲線で切ると
それはそれで綺麗なものになります。
*その帯を、セロテープで組み立てるのですが
ここにも、注意ポイントがあります。
「2度着け」です。これは【必ず】です。
まずは、形が大事ですから、少々隙間があっても
大丈夫。というよりは、「対角線でテープ止め」
という感じの方がいいです。
バイオリン型と帯を端から順に止めると
大きいものは特に、サイズが合わなくなる時があります。
ビニールシートが、伸び縮みするからです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-12-220046.png)
「バイオリン表と帯」をつけたものに、
「バイオリン裏」をテープ止めするときは特に
注意しないと、ちょっと歪な形になることもあります。
ここから、2度着けします。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-12-220120.png)
これは、飴を流した時のバリ対策。
隙間に、飴が流れ込み、どうしてもバリが出ます。
うす〜いバリなら、さして問題もないですが
しっかりしたバリは、割れた跡が残ります。
この中抜き(中空)は、出来た後にバーナーで
炙るのは、好ましくありません。
せっかく綺麗に取れた面にバーナーを当てると
綺麗さ半減。スキっとした面を残すためにも
ここで、しっかり力を入れて隙間を
ぎゅっと潰していきます。
【全面 全てです!】
もう一回ぎゅっと止め直していきます。
これで、随分と綺麗に飴が取れるので
「やっておきたい」おすすめです
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-13-100021.png)
飴を流して、2度目に使う時などは、
高温で変形して、バイオリンの形に
なっているので隙間も出来にくく、
使いやすくなっています。
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優秀なクリップ
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_2023-3-12-220133.png)
シャープに薄くなった部分の飴は綺麗なものです。
それを、簡単に表現してくれるのがクリップ。
今回はバイオリンの中央部の窪み部分で
使用しています。つまみ部分が取り外せるのも
便器機能ポイントですね。
このクリップは、「大小」大きさも様々あるので
使い方によっては、組み合わせでいろんな
シーンで用途があります。
例えば、曲線部では大小交互に止めると
綺麗に隙間なく止めることができます。
↓↓他の中抜きの記事↓↓
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色が重なる
型に飴を流し込む。シュミゼというやつです。
全体に行き渡ったら、出します。飴は熱々です。
なので。1回目のシュミゼは、極薄の飴の層に
なるので色は濃い方がいいでしょう。
今回はサイズ的にも「3回」流して
完成にしたので、なおさら濃い色を使って
縁取りに黒味が残るように意識しています。
2回目は、同じ色でも問題はないのですが
赤みの効いた色に変えています。なぜか?
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/190CB00E-48CC-438C-85F2-CD2B5AC04923-1024x1024.jpeg)
飴を流した後、全体が出来るだけ均一な
厚みになるように、クルクルと動かしながら
風を当て冷まします。出来るだけ均一と言っても
完全にという訳にはいきません。そこに厚みの
ムラができるのですが、それは色のムラとも
言えるものです。それに「別の色」が交われば
「グラデーション」になります。
ごく僅かに変化する「グラデーション」は
無意識に美しさを感じさせます。
最後に流すのは「ラメ入り飴」 なぜかというと
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/CF303CA1-9519-482C-8100-99E0F9CF3E51-1024x788.jpeg)
この技法、「エアーを噛む」という難点もあります。
ドロドロした飴を入れて出して、しかも複数回。
「気泡がなし!」と、なることは無いです。
なので、最後には不透明を入れることで、その気泡を
「目立たなくする」という意味でそうしています。
もちろん、透明のままでも大丈夫!って方は
それでもいいと思います。私もしたことはあります。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/26072334bf7a6af7b5f3565c3c2136ce.jpeg)
ある程度の、厚みも残し、気泡も無しに近い状態で
作りました。ただ1回しか流していません。
一度で厚みを保たせるように、最良のタイミングで
飴を流し入れました。
ただ、かえって時間もかかりますし、
手間も膨大になりますので、
今では、「最後はラメで」が最も無難で
そうすることがほとんどです。
大きさと厚み
使うビニールシート(塩ビシート)の厚みは
よく質問でも、聞かれるところです。
結論。2mmと5mmを使っています。
今回のような、小さいものは2mm程度が最適で
大型は、厚みのあるものを使う。
この認識で問題ないように思います。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2023/03/b5a10bf2ce89c6b94f170443b3cd4c2a-707x1024.jpeg)
ただ、それと共に意識したいのは
「面の綺麗さ」
ものによっては、ゆったりとした揺らぎのある面が
綺麗に見えるものもあるます。
ものによっては、すきっとしたストレートの面が
綺麗なこともあるでしょう。
そういう視点で、ものによって使い分ける。
そんな使い方でいい思います。
大きなもので、多量に飴を流し入れる時などは、
厚みも、しっかりしたもので型を作り
飴の熱で変形することも十分に考慮して
火傷には、十分気をつけて作業をするように
してくださいね。
まとめ
飴細工のおいて、このビニールシートは不可欠です。
大抵何をするにも、必要になります。
そのシートで出来上がるこのパーツはとても綺麗で
支柱にも、ラインにも、用途は様々。
ただ、中が空洞であるために、割れには弱い・・・
ところが、あります。
強度は中の詰まったものと変わりません。
ただ、「急激な熱変」でヒビが「ピシッ」と
入いることが、しばしば・・・
バナーで炙ったら「ピシッ」暑い飴を付けたら「ピシッ」
ランプ当てて「ピシッ」 太陽光で「ピシッ」
コンテスト時期の暑い季節はそうなりませんが
冬場はしょっちゅうです。
著しい温度変化には気をつけながらも
この、美しいパーツをうまく使いたいものです。
![](https://sucreskill.com/wp-content/uploads/2024/05/fe7fb211fa503a251ef25c3323a9b4bf.jpeg)
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