「色粉はお酒でな。アルコール度数の高い
スピリッツあたりが透明やろ?これがええんや!」
最初に教わったのはこんな感じでした。
マジパン細工の頃の話です。
飴細工では何に溶かして使うのが
正解なんでしょうか?
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結論
シロップです。一択です
同割シロップを炊いて、粗熱を取り温かい内に、色粉と共に容器に入れ思い切り振る。シェイク!以上です。
と言っても自論です。
しかし、実際に飴を炊く際
高温に晒されることは間違いありません。
お酒の成分が160℃に何の変化も
しないでしょうか?・・・気になります。
なので、砂糖と水なら元の飴の配合の
中にあるものです。
なので、シロップが妥当だと思います。
付け加えるなら
色粉は水溶性です。なのでアルコールには溶けません。
消毒アルコールやお酒には一部水分が
含まれますから、溶けますが
やはり「水」で溶くのが最良でしょう。
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お勧めしません!
じゃあー「パラチでやったらもっとええやん!」
私もそう考えました。やりました。
使い切りなら問題ないのですが
しばらく放置すると、再結晶してきます。
同割なのに・・・です。
林原さん(お砂糖屋さん)に聞いたことが
あります。パラチニットもグラニュー糖と
同じように強い再結晶力があると。
そう言ったことからお勧めはやはり
グラニュー糖の同割シロップが最適と思います。
わざわざ溶く必要はある?
私は必要だと思っています。
色粉を、粉のまま炊く時に
砂糖と共に、鍋に入れて炊き始める。
これで、飴はそう問題なく炊けます。
じゃあなぜ?
①色の調整がしずらい
色は出来るだけ使い分けたいです。
緑などは、特に細かく使い分けたい。
炊いている途中にも色を追加して
調整するには、やはり液体のものがないと出来ません。
②糖度が欲しい
ブラシで吹き付けの際には、糖度があった方が飴に
ダメージが少なくて済みます。
水溶きの色粉で吹き付けしたら、普通に「飴、溶けます」
③結構「ダマ」が残る
そう目視でたびたび見るものではない・・・
ですが、必ず色粉ダマは残ります。
以上のことから
結論 液体色粉は要ります。
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既存の液体色粉
売ってるものを気に入って
使っている頃もありました。
中に「プロピレングリコール」《防腐剤》
なるものが入っていてそのせいか?
すごく発色がいいように感じて。
「プロピレ」1キロ購入したことも
あります。
ですが、だんだん使わなくなりました。
飴の炊き上がりの不安定さや完成後の
保形力の弱さに難儀したからです。
経験不足だったのか、随分と前のことなので。
今になって、「粉の色粉」だけで
何ら問題ないので今は液体の購入はしません。
用途
飴を炊く時の色の調整はもちろんのこと
「吹き付け」などにも、そのままこの色粉液を使います。
ただ。吹き付けをするときに
使用頻度が高いのは「ラメです」
使い勝手が良く、発色もいいからです。
溶くのは「パストリーゼ」消毒アルコールです。
3割程度の水を含むので、若干のダメージは
受けますが、問題ない程度。最も身近にあるもの
なので、使い易いです。
無水アルコールなら、ノンダメージです。
アルコールのみなので、飴が泣くことはないです。
が、揮発性が高すぎて、ヒビ割れし易いのが欠点。
しっかり飴を温めてから吹き付けるのは大事です。
使っている色粉
私が使っているのは
赤102号 赤2号 赤3号 赤106号
青1号 青2号
黄色4号 黄色5号
○二酸化チタン
混合色は
○黒 チョコレート色
以上です。
↓普通の青
緑を炊くなら 黄色4 青2 赤102
藤色は 青1 赤106(これは買ってもいい品)
味技のアントルメなら 二酸化チタンとチョコレート色
真っ赤な薔薇は 赤102 赤2 チョコ
ゴールドの時は黄色4 赤102 チョコ
マジパンなら黄色5号だけで肌色になります
と、ある程度パターンはあるけれど
基本的には、その時々に好きな色を作ります。
↓濃い青
ネットでも購入可能
Amazonで買えます。 ただ「青って書いてるのに緑だった」なんてコメントもあるので注意です。
↓普通の赤
↓普通の黄色
↓チョコレート色
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動画で
色粉を作り方を紹介しています。
まとめ
他にも色粉について書いた記事もあります。
ご覧ください。↓
色粉は細工にはなくてはならないものです。
結論 自分でやり易いなら何でもOK。
いい使い方で、いい作品を仕上げたいものです。
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