【飴細工】2015ジャパンケーキショー「サンタとトナカイ」味と技のピエスモンテ

過去の作品作り

テーマ&デザイン

「ケーキ屋らしくクリスマスで」
そんなことを、思いながら
デザインしました。

初期案

いろいろ考えましたが【↓】に。

サンタはさておき、感じだけを。

最初に見た画像は「ロデオ」。
こんな感じの構成で
今回もイラストレーターで、大まかな
「見た目」を作っていきます。

今回のピエスは、特に、時間をかけて
というよりは、時間がかかってしまった
ので、当初のイメージとは、ずいぶん
かけ離れていきました。
激しい【ロデオ】から→乗馬?
優雅に走る【乗トナカイ】って感じに
作っていく中で変わっていきました。

人形作り(トナカイ)

今回の人形の主役は「トナカイ」
サンタよりもトナカイを目立つように
したかったので、トナカイはしっかりと
した「目」を作りこみ、サンタの方は
黒単色にしました。
もちろん、サンタも手を抜いた
わけではなく、しっかりと作って。

それでは、このサンタとトナカイを
どのように組んでいるのか図を見ながら
解説します。

トナカイの身体は【2つのスフレと顔】
から、なっています。
まずは黒の柱に、①のスフレが。
(矢印がポンプの付け根部分です)
「図スフレ」のように膨らますと
ポンプ付け根が一番分厚くなりますから
「付け根」を接点にします。
そして「青い棒」これは、
「透明の飴の柱」です。
青〇に穴をあけて、黒の支柱に接着。
サンタが座った後の、支えになっています。
もちろん外観からは見えません。

そして②のスフレ。
これは、小さめに。ただ柔らかめの飴で
①にべったりくっつけながら膨らまします。
接着面の周囲はクーレ飴を帯状に「A」
補強しています。
その後、サンタの乗る青〇の位置が
分からなくならないよう「B」の部分にも
べったりとクーレ飴で補強します。
「顔」はしっかり作り込んでから②に接着。
① ② 顔の接着は、後から「細引きの毛」
を、着けるのである程度、均すぐらいです。

人形作り(サンタ)

サンタは恰幅良く見えますが、
中は空っぽです。
また、図を見ながら解説します。

まずは脚。
これはスフレです。(もちろん分厚く)
長細いスフレを真ん中で
曲げてあります。(腕も同じ)
靴はパスティヤージュで作りました。

トナカイの真ん中に入れた飴棒の上に
飴棒を「T字」に、立てます。(青棒)
赤い飴(クーレ)を綿棒で伸ばし、T字に
貼り付けて服を着せます。
この時冷え固まってくる飴を、保温する手段は
「バーナー」です。大・中・小のバーナーを
うまく使い分けて、温めたい部分に
バーナーをうまく当て、変形させていきます。

帽子は、今回はパスティヤージで。
上から見ると作り方は見て取れるのでは?
伸ばした板を円柱にして乾かし
その周りに細い板を並べて固定。
裾に帯を巻いて出来上がりです。

雪の花

今回の花は、あまり大きくないサイズを
複数 着けることにしました。

イメージは【ポインセチアの雪】

作り自体はそんなに難しいものでは
無いですが、こだわったのは【色】
6個ある花すべて【白色】を変えてます。
すごく微妙な変化なのでほとんどの人は
気付いてもくれませんでしたが
黄色・赤・紫・赤紫・青・緑
色がはっきり出るように、飴の配合は
パラチニットのみにして。
並べれば分かるけど、ピエスになると
気付かない程度に。 色粉の量は
シロップ溶きの色粉を
竹串の先にちょっと付けて入れるだけ。

説明して見比べると誰もが
「あ~ホンマや!」ってくらいの変化。(笑)

それでも、そんな些細な変化が
作品全体の、出来栄えを左右することを
長くやっている中で知っているのです。

<トランスパレントチュイール>

アントルメの上に乗っている
【ノエル】の文字。
見た目の通りチュイールです。
下記の通りで、切り抜いた文字紙で
型取りしてオーブンへ。

〇配合〇
フォンダン     112.5g
水飴        75g
バター       10g

150℃まで煮詰める→バター→冷ます→
ロボクープで砕く→170~180℃の窯で1分程焼く。

いささか壊れやすいので
何個か取っておいて、
一番きれいなお気に入りを、飾りました。

アントルメの色付けには⬇️

レザー風

レザークラフトを少々趣味でするのですw

パスティヤージュのパーツは「靴・鞍・角」
後は、鼻革や支柱の飾りですが
今回こだわったのは「レザー風」であること。
着色に使っているのは
・シロップ溶きの色粉(赤・黄色・ちょこ色・黒)
・カラメル(ラム溶きインスタントコーヒー)
・水溶きのパスティヤージュ
・シェラック(食用ニス)

上図のように鞍の柄を入れます。

パスティヤージュもしくは、平らな板で
あれば、何でもいいので水で伸ばした
パスティヤージュペーストで、パイピングを
してよく乾燥させます。
よく乾燥したら、軽く打ち粉をして
鞍用に伸ばしたパスティヤージュを
乗せて、「板で押し付けます」
麺棒を使うと、柄が動くので、板で
押し付けます。

柄入りの伸ばしたパスティヤージュを
乾かす時は、トナカイのボディーに
ラップと滑り止めクッションを乗せて
その上で、鞍を乾かします。
ボディーと鞍の間に隙間を空けるためです。
「細引きの毛」を付けるので隙間が必要です。
1日置けば固まるので、外してしっかりと
乾燥するまで待ちます。

まとめ

今回の作品は3月ごろから作業を始め
6月末ごろには完成しました。
ずっと作業していた訳ではなく
中断期間もあったので時間が掛かりました。
ただ、この時も、梅雨が来る前に
作業は終了し、ケースをしました。
艶に関しては、申し分はなかったと
自負しています。

※商品リンクは楽天アフェリエイトのリンクを使用しています。

※AmazonのアソシエイトとしてSucre skillは適格販売により収入を得ています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました